元総支配人が旅のコツ教えます

袖振り合うも他生の縁。風の吹くまま、気の向くまま、縁を求めた旅日記です。

元総支配人、明太子とたらこ、どう違うの?

こんにちは、ダンディです。

全国的に雨ですね。

災害があちこちで発生していますから、皆さんも十分気をつけてね。

 

さて、続きの話です。

時間は一気に進んで申し訳ない。

実はこの若き二人の旅人は後日無事に結婚し、私たちはいまだに付き合いがある。

というのも、我が家に来るんだなぁ、この二人。(もちろん大歓迎)

今年はまだ来てないが、昨年は三回やって来た。(くどいが、もちろん大歓迎)

二人は東京に住んでいる。

 

東京から私たちが住む九州までやって来る。

最初の出逢いが『袖振り合うも他生の縁』

今ではまさしく、『縁あれば千里』

縁があれば、たとえ千里離れていようが出逢うものだという先人の言葉を実践しているわけだ。

 

余程、妻と気が合うのだろう。

今では「けんちゃん、りんちゃん」と呼んでいる。

我が家は、客人の出入りも多く、部屋も空いているから泊まるには問題ない。

 

妻は、数十年前の高校生の頃から数年間カナダに留学していた。

ホームステイ先ではいろいろとお世話になっていた経験からか、自宅に客人が来るのを何ら拒まない。

というより、世話好きなビッグママだ。

 

だから、困った人を見ると、旅先でワインを差し入れたり、風呂場で自分のタオルを貸すなんて当たり前と思っている。

 

本人は口にしないが、留学時当初はアジア人ということで、差別等で相当苦しんでいたという話を義母から聞いたことがある。

今はそういう事はないのかもしれないが、やはり約三十年前はそういう時代であったのかもしれない。

しかし、根っからのポジティブ思考と負けん気で最後は人気者だったらしい。(人気者という点は本人が言うから話半分で理解した方がいいかもしれない)

 

話が逸れたが、若き二人がやって来るということで、空港まで迎えに行った。

ちょうど昼時であったから、行きつけで美味しいパスタを出す店があったからランチしようということになった。

 

店に入り、二人はメニューを見ていた。

私たちは常連だったからトッピングまで細かく注文した。

私は、明太子パスタを注文した。

「麺は柔らかく、量は多め。明太子も多め。きのこも多め。そしていつものように大根おろしも多め。味付けは軽く醤油ベースでね。それに卵黄と納豆ものせてね」

常連とはいえ、スラスラと流れるような注文に我ながら満足していた。

 

「マスター、この人いつもこんななの?呆れるわよね。マスターの献立を無視した注文の仕方してごめんね。まるで我が家のようにリクエストしてるわよね」

 

「とんでもない。グランパ(おじいちゃんという意味。孫に私のことをそう呼ばせているのを見て、マスターも私をそう呼ぶようになった)のおかげでいろんなリクエストに応えることが出来るようになりましたよ」

 

口ひげを蓄えるマスターは苦笑いしながら答えた。

「イタリアで修業をして来たマスターに失礼よ。ちゃんとマスターの献立をリスペクトしないと」

妻は珍しく殊勝な物言いだ。

「ねぇ、明太子とたらこはどう違ったっけ?なんか聞いたことがあるんだけど……」

ゲストである、りんちゃんが訊いてきた。

「ほら、元総支配人教えてあげなさいよ」

 

みなさんは、「明太子」と「たらこ」の違い知ってますか?

 

実は私はよく知らなかったのです。

唐辛子で味付けしたものを「明太子(辛子明太子)」、塩漬けは「たらこ」ということぐらいしかね。

 

両方とも原材料は「スケトウダラ」ですね。

韓国では「スケトウダラ」のことを「明太魚」と表します。

「たらこ」も「明太子」もスケトウダラの卵巣であり、どちらも同じ食材ということになります。

もっと詳しい定義があるのかもしれませんが……。(すいません、これ以上はわかりません)

マスターはさすがに知っていたようで、けんちゃんとりんちゃんに詳しく教えてくれました。

りんちゃんは今は妊娠中とのこと。

もし、今年来る時にはまた賑やかになっていることでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は支配人の恋話でも書こうかと思います。

最後に、雨には本当に気をつけて。