元総支配人が旅のコツ教えます

袖振り合うも他生の縁。風の吹くまま、気の向くまま、縁を求めた旅日記です。

総支配人、機内で叱られる

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こんにちは、ダンディです。

これが旅の相棒です。

特に一番下のプライオリティパスは国際線利用の時、海外の空港でのラウンジ利用時は、大活躍してくれます。

YouTuberのおのださんの動画に、ラウンジ利用のことはたくさんアップされてますね。

私もおのださんの動画は登録しているので、よく見てます。

しかしながら、その元総支配人、機内でアメリカ人の乗客に昔かなり叱られた経験あり。

 

その旅行では、エコノミーの座席、帰りの便での出来事である。

日本を出国、到着してからも時差ボケ続き、滞在中ずっと寝不足となる。

それまでは、時差ボケの経験なく、その時は酒を飲んで誤魔化していたのが災いとなり、更に昼夜逆転し仕事にならない。

妻がなんとかフォローしてくれたから、ミッションはなんとかコンプリート。

 

しかし、事件は帰りの便で起きた。

私は妻と違い、英会話はまったく初心者である。

いつも、持ち前の笑顔と度胸で会話していた。

 

私は寝不足がたたり体調不良。

いわゆる、二日酔い。

 

少し寝ようと思い、座席をリクライニングをさせようと、後ろの方に声を掛けた。

私はジェントルマンだから、こういう時は必ずひと声掛ける。

後ろの方はご年配の女性であったから、丁寧にこう言った。

「would you mind〜?」

返事はこうだった。

「yes〜」

私は「OK」と思い、座席を倒した。

 

「💢💢💢💢💢💢」

いきなり後ろから私の座席を蹴りながら大声で叫んでいる。

「なになに、俺?ちゃんと許可を得たけど?」と思っていた。

妻は横で笑っている。

「オマエはバカか」という顔だ。

「意味がわからない」と独り言を言いながら、後ろのご年配のレディを見た。

「what's? that」

この英語も正しいか自信ない。

「💢💢💢💢💢💢💢」と早口で言われて私は訳が分からず完全なお手上げ状態。

隣の妻に助けを請うた。

「sorry my foolish husband〜〜〜」

私はよく分からず、二人の会話を眺めていた。

ご年配のレディは最終的に、機内食が出る時は元に戻して、それ以外は少しだけならば倒して良いと許してくれたらしい。

「あなたが最初に話した時、女性は「yes」と答えられたでしょう?」

「あぁ、だから倒したんだ」

「would you mindで始めたら、「yes」と言われたら「NO」の意味と学校で習ったでしょう?」 

そう妻から言われても、私の頭の中は⁇⁇⁇状態。

習った記憶など少しも思い出さない。

きっと習っていない。

習ったにしても、その日私は病気かなにかで学校を休んでいたと思う。

などと無遅刻無欠席の私はそう思うことにした。

 

しかし、そこは元総支配人である。

トラブルへの対応は迅速で丁寧である。

すぐさま、後ろのご年配のレディにお詫びした。

「no problem enjoy your time」と言ってくれた。

 

妻とどういう会話をしたのか、定かではない。

おそらく、お互いのダンナのバカさを共有したのだろう。

騒動に気づいたCAさんが来たが、事なきを得た。

近くに座っていた日本人のママが、小学生低学年くらいの娘さんに「勉強しないとあんなになるよ」という声が聞こえた。

私は怒りよりも、確かにそうであると思ったものだ。

 

旅の恥は搔き捨てを実践  元総支配人